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本日から対談シリーズとして、東京で働く地方中小企業の息子さん・娘さんたちと
お話させていただいた際には、記録を残す意味でこのブログにてその内容を記載して
いきたいと思います。

第一弾:岡山の瓦屋さんの跡継ぎSさん


本日は、お忙しい中、お時間をとってくださった某投資銀行で務めるSさんとお会いさせて
いただきました。

【事前情報】

Sさんは岡山県の日本瓦の卸業を営む長男です。
祖父が戦後に創った会社で、現在は母が社長をやられているとのことです。

【QandA】

僕:「東京に出てくる時から継ごうと思っていたんですか?」
Sさん:「いや。最初は全く継ごうと思っていなかったんだよね。むしろ、田舎特有の
    『長男だから継いで当たり前だ』という空気が嫌で仕方なかったんです。
    だから、東京に出て色んな世界を見たいと思って、大学からは東京に来ました。

    それが変わったのは、大学3年生ぐらいのときかな。
    自分の使命というか、社会の一員として生まれた意味というのを考えると
    やはり家業を継ぐという選択が自分にはしっくりきて。
    というのも、昔、親父が早くに亡くなってしまったこととか、祖父がその後に
    亡くなってしまったこと。またそれを支えるために、今懸命に頑張っている母親を
    見てきているんだよね。
    【東京での仕事は、規模も大きくてやりがいは
    あるんだけれども、極端な話自分以外でもやれる仕事かもしれない。
    けれども、実家での仕事は自分しか出来ない。】
    そこに使命感が自然と生まれてきました。」
    「あと、留学したこともとても大きな転機になりました。日本瓦って日本国内だけで勝負しようと
    すればこれからは確実に生き残れない。けれども、アメリカでは評価が高いことに気づいたんで    すね。これは大きな大きな発見でした。
    良く調べてみると、海外に瓦を展開している企業は全くと言っていいほどないんですね。
    海外には大きな可能性がある。それを確信したことが実家を継ぐという選択をする大きな
    きっかけの一つになっています。」
    あと、自分が地方の後継者たちのモデルにならなければならないとも思っています。
    だからこそ、力をつけて実績を残していかなければならない使命があるんです。」


僕  :「なぜ投資銀行を就職先に選んだのですか?」
Sさん:「自分が今まで全く触れたことがない分野、かつ将来を継ぐに当たって、数字に強くなければ      ならないことを考えると金融が良いと思ったんだよね。
     実は学生時代に飛び込み営業とかをやっていて、ある程度成果を挙げられたんです。
     だから、自分が予測出来ない分野で勝負したかった。金融という分野はこれまで
     全く関わったことなかったし、何より数字との戦いだから、ここで修行しようと思いました。
     実際入ってみて、その読みは間違っていなかったと感じています」

僕 :「何か僕にアドバイスをいただけますでしょうか?」
Sさん:「20代前半の内は、企業の中で自分が価値を出すことに力を入れた方がいいかもね。
    継ぐということが前提になっていると、今いる場で勝負せずに、『俺は継ぐから関係ない』と
    思ってしまい、結局何も得られないままに終わってしまうかもしれない。
    俺の場合は実家が予断を許さない可能性が高いから、数年の内には継がなければ
    ならないんだよね。その意味でも今いる会社で全力を出して働いていきたいとは
    思っています。」



【所感】

これまで数名の後継者候補の方や既に継いでいる方にお会いしてきたが、
共通しているマインドとして
自らが家業に可能性を見出していること
である。

僕たち後継者は、幸か不幸か生まれながらにして、家業と対峙しなければならない運命にある。
その運命に対して、結果的に継いでも、継がなくても、それは僕たち自身の人生なのだから、
他の誰にも非難されるものではない。

けれども、現状では継ぐのかどうかを対峙するための判断材料が余りにも少なすぎて、判断
できいない。いや本当に。

もし、判断材料が少ないために、継ぐことに対してネガティブなままに継がないという決断を
してしまうことは本当にもったいないと思うのだ。

僕たち後継者候補は、親が残してくれた沢山の有形無形の資産がある(もちろん負債もあるが。。。)。
その資産を元に、新しい可能性を見出すことが出来れば、家業について少しでもポジティブに
なれるのではないか。

今回お会いしたSさんも、家族への想いと留学がきっかけとなり、家業に新たな可能性を
ご自身で見出していた方でした。

一年前にお会いした愛知県の軍手メーカーを継いだIさん(女性)も総合商社や中国で働く中で
自ら軍手の可能性を見出していた方でした。

僕はガラスにどんな未来を見出したいんだろうか。最近思うのはガラスそのものよりも、
こうした後継者候補の方たちとお話させていただき、お互いが何かしらの化学反応を
起こすこと自体が楽しくて楽しくて仕方ない。

自分自身どうしたいのかが全く分からなくなってきたけれども、今後は自分としても
ガラス屋の未来を自分で見出していくべく、試行錯誤していきたいと思う。

以上です。

Sさん、お忙しい中本当にありがとうございました!

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