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「なあ、皆、これからこの国は変わっていく。やっと変わっていくんだ。だから、これからは一人ひとりが『意見』を持たなければならないんだよ。じゃあ、皆、何か質問はないか?」


これはミャンマーで訪れたある日本語学校の先生が、生徒に投げかけていた言葉である。
その方の余りに真摯に、静かに、それでいて熱く語りかける姿が今でも頭を離れない。

■いざミャンマーへ

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*ヤンゴン市内にある「サクラタワー」

日本人にとっては「アウンサンスーチーさん」「軍事政権」などのイメージしかない国かもしれません。
僕自身もそうでした。。

全く遠い存在であったミャンマー。しかし、ベトナムに来てからというもの、にわかにミャンマーが注目され始めていることをずっと感じてきました。

「軍事政権は解体されて街は平穏が訪れているらしい」
「外資を呼び込み始め、どんどん外貨獲得に動いているらしい」
「次なる工場建設ならミャンマーだ」

このような景気の良い話から、

「いや、実際はまだ危ないらしい」
「街歩いていると撃たれるリアル北斗の拳らしい

などなど、「おいおいまじかよ」と思わえる話まで色んな情報が錯綜していた。
ただ、「~らしい」ばかりが多く、「実際のところどうなのよ!」
というのが周囲には誰も把握していなかった。
となればもういくしかないでしょ!ということでベトナム旧正月を利用して、5日間行ってきました。


熱気渦巻くヤンゴン市内

まずは、かつての首都、ヤンゴンに行って参りました。意外と発展している!という一方でベトナムと比べると、まさにこれから!の国という印象でした。現在は日本の中古車の輸入が流行っているらしく街中が日本車で埋まっていました。

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*ヤンゴン市内で出会ったタクシーさん。左折したらドアが空き、吹っ飛ばされそうになりました。。

また、仏教国ということもあり、市内の至る所で、寺院を見ることが出来ます。
IMGP7994_convert_20120220035233.jpg
*キラキラ輝く寺院の数々。

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*とにかく金色一色です。

現地の日本語ガイドの方たちに、話を伺っていると、長らくミャンマーを支配してきた軍事政権は解体の方向に向かっていて、今年の春先には国民総選挙も開催される予定とのこと。そして国民の願いであったアウンサンスーチーさんがついに議員に選ばれるかどうか、国民全員が注目しているとのことでした。


■マンダレーの吉田松陰?との出会い


ヤンゴンの次は、第二の商業都市、マンダレーという都市に行ってきました。
たまたま友人経由で、現地の日本語学校を紹介して頂いたので、早速ぶっこんできました。
そこで出会った先生が、まさに冒頭の言葉を熱く語っていらっしゃる方でした。

当初は旅行者の気分で、気軽に「挨拶だけで^^!」と思っていたのですが、
「いやいや折角きてくれたんだから、日本文化について授業してください!」というベトナムと同じような展開に。

これ体験した人は分かると思うんですが、「日本文化教えてください」と言われることほど悩むことはないんですよね。。。いわゆる日本文化的なものを習得していない僕は一通り悩んだ挙句、踊りましたよ。フエ仕込みの必殺ソーラン節を。


*こんなに上手くありません。。。。

途中、来ていたズボンがずり落ちそうになる危機に見舞われながら、なんとか 
無事終了。そうしたら、先生が、こちらが恐縮してしまうくらい喜んでくれたんです。

「この街には約200人の日本語学習者がいます。でも日本人は10人もいない。私も日本人とあまり離したことがない。だから、普段、中々日本の魅力を伝えきれていなかった。今回、こうして日本の踊りを踊ってくれて本当に嬉しい!」と。

そして先生は「さあ、皆、川村さんに何か質問はない?とても良いチャンスだよ!さあさあ!」
と投げかけてくれました。

ただ、思いの外、学生から質問は出なかったです。僕としては、こういった光景は日本では見慣れた光景だったので、「まあ恥ずかしがっているのか、もしくは僕に魅力がなかっただけだな」くらいにしか思っていませんでした。

しかし、この先生は突如として声を張り上げ、こう語っていました。
「どうして質問をしないんだ!?今は本当にチャンスなんだよ。今までは、黙っていることが良しとされた教育を受けてきたからしょうがないかもしれない。けれども、これからは違うんだ。これからはこの国は変わる。国が主役ではなく、私たちが、君たちが主役の国に生まれ変わるんだ。そこでは『自分の意見』を持つことが何より大切になる。これからのミャンマーを背負っていくのは君たち若者なんだよ。だから、今、ぜひ質問をする、自分の意見を出すということを練習して欲しいんだ。さあ、誰かいないか?」

その後、少しずつですが、質問する学生が現れ、結果的にはとても和やかな雰囲気でその場は終えることが出来ました。

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*記念写真をパシャリ

それにしても、先生のこの言葉に出会ったとき、思わずドキッっとさせられました。
生まれながらにして言論の自由が保証された国で生まれた僕と、それが許されなかった国で
生まれた人たち。

自分の意見を言いたくても言えない環境で生活することはどんなに苦しいことだったんだろうか。
と同時に、まさに自分たちで、その自由を今まさに獲得しようとしているミャンマーの方たちの
力強さに圧倒されました。

対して、僕は一体、その自由をどれだけ活かして生きてきたんだろうか。
言いたいことがあっても「めんどくさい」という理由だけで、何も言ってこなかったこともあった。
正直、環境に不満ばかりを言って、その環境を変えようとしてこなかった。

ミャンマーの人たちが死ぬもの狂いで獲得しようとしている言論の自由。
それを生まれながらにして獲得していたにも関わらず、全く生かしてこなかった自分。

自由とは何なんだろうか。
枠組みとしての自由は持っているけれども、心の部分で僕は自由だったのだろうか。。。
ミャンマーの人たちとの交流を通じて、彼らの力強さを感じると共に、改めて自らのあり方を
問われる良き旅になりました。


今回は以上です。結論として、ミャンマーはとても良い国でした。
今まさに国が変わろうとしている瞬間に立ち会えるという意味でとても面白いです、
また、基本的に日本人に対しては有難いことに好意的に接してくれました。

「ミンガラーパー(こんにちは)!」と一声掛ければ、きっと笑顔で挨拶を返してくれると思います。

日本からだと、ビザの取得に1週間くらいかかるので若干面倒ですが、ぜひ訪れたい国であるのは間違いありません。
もしこれからミャンマーに行かれる方は、日本語学校にもぜひ訪れてみてください。
きっとよい出会いがあるかと思います。

それではまた!

川村

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