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 「いやー本当に何も持ってなかったから、逆に可能性があるかなと思ってさ」
 
 ツアーが終わってSさんから頂いた言葉である。
 今回のツアーはSさんとの出会いから全ては始まった。
 最後の記事は、Sさんとの出会いから、感じたこと、学んだことを書きたい。


■「与えられる」ことに慣れすぎていた自分

街頭インタビュー
*ツアー中行なった街頭インタビューの様子。皆真剣。


 Sさんとの出会いは藤沢烈さんたちと行なった「海外で働くということ」というイベントからだった。
 当時、「ベトナムに行く」ことしか決まっておらず、完全なフリーターだった僕は
 アルバイトをしながら、ベトナムへ行く資金を貯めていた。
 
 そんな時、ひょんなことから知人経由で、烈さんを紹介して頂き、
 あれよあれよという間にイベントの運営、そしてプレゼンターとして出演することになった。

 他のプレゼンターの方たちは既に海外で働いており、既に実績もある方たちばかり。
 実績がない、というか海外で働くというテーマでプレゼンしろと言われても、ネタが全く思い付かなかった。

 「これは、もう全裸の精神で発表するしかない」

 そう覚悟を決め、ベトナムに行くことになった経緯を赤裸々に話させてもらった。
「とにかく行ってきます!」とそれしか言っていなかったように思う。 
 
 けれども、そのプレゼンで、興味を持ってくださった方がSさんだった。
 イベントの後、Sさんからわざわざ連絡を頂き、昼食を一緒にすることに
 なった。その時は「応援しているから頑張ってね!」という激励の言葉を頂けたことを
 覚えている。
 
 当時は、まさかこんなご縁を頂けるとは思ってもいなかったので、僕は本当に嬉しかった。
その夜は友人たちに「今日、こんなことがあってさ~」と自慢げに話していた。

 その後、ベトナム出発直前に、僕が勝手に師匠としている友成真一先生という
 大学の恩師に挨拶に出掛けた。

 その時にSさんとの出会いについて、僕が嬉しそうに話していると、先生から
 そっとこんなことをおっしゃった。

「私からすると、その状況でそんなことを言えるSさんが凄いと思うよ」と一言。
 ……この言葉を聞いた瞬間、ガツーンとやられた。
 つまり、「何もない君に可能性を見出して、与えようとしてくれたSさんが凄い」ということだ。
     
 少し考えれば、まさ仰るとおり。
 Sさんは日中は激務で、その間をぬってイベントに参加してくれたばかりか、
 僕にまでわざわざ声をかけてくださった。一方で、僕は完全なフリーター。            
     
 このとき、「ああ、僕は与えられすぎてきたんだ。。。」ということにやっとこさ
 気づき始めることになった。
 このことはベトナムで生活することで更に痛感することとなる。

■洗濯機がない生活@フエ

 さて、突然ですが、皆さんの家には洗濯機があるだろうか?
 日本の家庭であれば、恐らく99%の確率で持っていることだろう。
 僕自身ももちろん、洗濯機は生まれた時からあったし、
 余りにも当たり前に有りすぎて、洗濯機がない生活なんぞ想像したこともなかった。

 しかし、今、僕は洗濯機がない生活をしている。
 学生たちが住む大学の寮を割り当てられているということもあり、
 全て手洗いである。

 当初は「洗濯機くらいなくても大丈夫でしょ」とタカを括っていた。
 だが、1週間くらいで早くも洗濯機の有り難みをわかるようになる。

 まず汚れを落とすのに時間がかかる。
 さらに、脱水するためのは多大なエネルギーを使う。

 あるとき、猛烈に疲れて帰ってきて、目の前に山のような
 洗濯物を前にした時、僕はふと松下幸之助さんの「水道理論」を
 思い出した。
  
 今なら幸之助さんの気持ちがとても良く分かる。
 洗濯機がない生活がこれほど不便だったとは。。。
 今、仮に家電メーカーに入ったら洗濯機を全力で売っていきたいと思える。
 心底洗濯機があった方がよいと体験を通じて分かっているからだ。

 このように、洗濯機一つとっても、僕はその有り難味に気づけなかった。
 つまり「与えられていることのありがたさ」に全く気付けていない
 大バカ野郎であったということだ。    

■学生との昼食にて
 写真③
*大量のバイク

 このことについては他のエピソードがある。
 先程、学生寮に住んでいるということを書いたが、
 しばしば、彼らと一緒に昼食を食べている。

 その食卓だが、日本人感覚からすると豊かとは言い難い。
 「ご飯+野菜の炒め物」くらいである。
 けれども、この前初めて気付いたのだが、僕が昼食に
 加わる時は上記に加えて「卵焼き」が必ず付いているのだ。。。
  
 意外に思わえるかもしれないが、ベトナムの卵は結構高い。
 近所の卵は一個4000ドン=15~16円くらいする。
 日本でも10個パック100円とかで売っていたりするので、実は
 値段はベトナムでも変わらない。

 そんな中、学生たちが卵を必ず用意してくれること。
 ここに来たばかりの頃は、卵があっても、
 「品数が少ないなー」と思っていた当時の僕には
 愚か者検定1級を授けたい。

■何もない自分でも「与える」余地は残っている!?

 写真5
*発表会の様子。白熱しました。

 生まれた時から、恵まれすぎていた環境にいた僕にとって、
 「与えられる」ということすら気づかずに、いつしかそれに慣れてしまっていたこと。

 だとしたら、少しでも何か与えることを始めたいと思い、ここに来てからあれこれ試している。
 というか与えられてばかりでは、仕事が生み出せないし、のたれ死んでしまうのだヽ(`Д´)ノ

 しかし、基本的に人に誇れるスキルも、お金も知恵もない。一体自分に何が出来るのか。。。
 自分の余りの力の無さにしばし途方に暮れたこともある。
   
 とはいえ、そんなないものねだりをしていても仕方がない。
 自分の「あるもの」の中で、出来ることからはじめていけばよいと思い
 始めたのがブログとtwitterであった。

 ブログやtwitterなどのSNSは手軽に発信(=与える)が出来るツールである。
 2010年4月当時、少なくとも20代で単身でベトナムにやってきていた日本人は  
 僕の知る限り5人くらいしかいなかった。

 今では「グローバル化!」「英語社内公用語化!」「留学生積極採用!」
 など聞かれるようになってきてはいる。しかし、当時はまだそんな
 ことは話題にはなっていなかった。

 その意味で、ベトナムに単身住み生活しながら学んだことが書かれた
 記事などは読む人が読めば少~しは価値があったのではないかと思う。

 ベトナムに来て、1年と半年。これまで100人くらいの方たちに来ていただいた。
 その中から生まれたご縁で、色んな仕事のチャンスを頂いた。
  
 これまで作ってきたツアーはもちろん、とある団体のフエに関する記事を
 書かせてもらったこともある。
 これらの仕事をさせてもらったきっかけは全てブログorTwitterからだった。

 これは僕にとって、パラダイムシフトとも言える出来事であった。
 特別なスキルや人脈がないと仕事なんて生まれないと思っていた。
 でも、ちっぽけな自分でも「人から求められること」に対して、
 期待に答えられるものが提供出来れば、そこに仕事は生まれる。
 
 全方位的に求められる専門スキルというのがあるのならば
 それを身につけるのに越したことはない。

 ただ、何もかもが年長者に対して不足している20代にとっては
 それを補うには、自分の「あるもの」がどこの誰に求められているかを
 考え、役に立とうと発信し続けることで、打開策が生まれるかもしれない。    

■与え続けることで、道を切り拓いていこう!
出動
*再び調査のため、出撃する参加者の方々

 ベトナムがどんどん力をつけてきている。
 その証拠に日本からベトナムへどんどん仕事が流れている。
 特にコストメリットが重視されるシステム構築の仕事などは
 卒業した僕の教え子たちがそういった仕事を毎日懸命に行なっている。
  
 また、今回のツアーに協力してくれたホーチミンの学生たちは学習意欲に関しては
 日本の学生たちを完全に凌駕してしまっている。
  
 世の中は知らない間に変化し続けているんだ。  
 今まではマクロな指標ででしか、ベトナムの経済成長を感じ取れていなかったが、
 今回のツアーを経て、ミクロなレベルでそれを感じ取ることが出来た。

 僕自身、今回のツアーを通じて、強烈な危機感を持った。
 じゃあ、そんな流れに対して、僕らは狼狽えることしか出来ないのだろうか。

 いや違う。ちょっとの勇気があれば、個人単位で新たな可能性に挑戦出来る時代でもある。  
 事実、今回のツアーの日本人参加者の方たちもそんなチャンレジ精神に満ちた人たちばかりだった。
  
 IT企業に勤めながら、本ツアーを通じて、
 既にベトナム人向けコスメサイトを立ち上げてしまった方がいる

 外資系メーカーに勤め、バリバリ活躍されていた方は、ツアー前にすっぱり
 会社を辞め、新たなチャンレンジに向け動き出していた。
 企業に長く勤めれば勤めるほどチャレンジ精神は失われていくと思い込んでいた
 僕にとって、とても衝撃的な出会いであった。

 そして「世界にハバタク冒険者を増やす」という理念のもと「ハバタク株式会社
 の代表を勤める丑田さん。
 今回のツアーの仕掛け人の1人でもある。
 彼は某グローバル企業で働く中で、世界の潮流に対する、日本教育のあり方に
 強烈な問題意識を抱き、「僕がやるしかない」と決意。
 ツアー後の飲み会で、「僕はこのテーマに人生を掛けています」と言い切っていた
 ことに、深く感動してしまったことを今でも覚えている。
 まじで素敵な会社です。今後要チェックです。

 他にも、経営者、弁護士、バリバリのビジネスパーソンの方など、
 あれだけ多種多様な人たちが、一同に集い、仕事づくりに向けて取り組んだ
 一週間は最高に刺激的であった。

 会社員、フリー、会社員、、、所属名称は色々あるが、動いている人は
 所属がなんであろうが、動きまくっている。
 しかも、組織に頼ることなく、自立的につながりをつくり、
 まっすぐ突き進んでいる方たちばかりだった。

 こうしたことが何も実績がない者でも「求められること」を見極め、
 発信し続けることは誰にでも出来る。
 そこから生まれた縁を紡いで、いくことが出来れば、世界中どこに
 いたって仕事が生み出せる可能性がある。

 そんな時代を僕らは生きている。

■最後に  
  
写真④
*最後の集合写真


 改めて、このような可能性に気づかせてくれたツアー関係者の皆様、
 本当にありがとうございました。
 そして、全ての始まりを創ってくださったSさんに心から御礼を申し上げたいと思います。
 Sさんがしてくださったことを後輩たちにお返し出来るようにこれからも精進していきます。

 *お知らせ1
 「co-creation-journey」の報告会が10月18日(火)@六本木にて開催されます。
  面白い出会いがあること間違いないので、都合の付く方はぜひ参加してみてください。
  「川村の記事を読んで」と仰っていただいた方には。。。
  私から渾身の御礼を述べさせてもらいます笑。
 
 *お知らせ2
 Facebookページを試験的につくってみました。
 こちらでも議論していきましょう!

 *参考記事:
 「世界は3層構造で出来ている
 「物が売れないのは消費するより生産することが楽しい時代になったから
 「【極論を考える】年収150万じゃホントに楽しく生きていけないのか?
 「弱点レーダーチャートでどんな大物もやっつける

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